カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
リンク
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
最新の記事
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
国際治療教育研究所は4月17、18の両日、「高次脳機能障害 脳損傷リハビリテーション・セミナー」を東京都内で開催した。セミナーには言語聴覚士や作業療法士など約240人が参加。講演した英グラスゴー大応用神経心理学のジョン・エヴァンス教授は、患者の問題を把握するために「フォーミュレーション」を作成して患者と共有し、患者中心のゴール設定を行うといったリハビリでのさまざまなアプローチを紹介した。 同セミナーは、国内外の専門家の講演を通して、脳損傷に関する基礎知識とリハビリのノウハウの共有を目指す取り組みの一環。 1日目は、川崎医療福祉大医療技術学部感覚矯正学科の種村純教授が「認知リハビリテーション 最近の動向」と題して、エヴァンス教授が「神経心理リハビリテーションの原理と実践」「記憶のリハビリテーション」「遂行機能のリハビリテーション」について講演した。2日目は、大東祥考・京大名誉教授が「外傷性脳損傷における情動・社会行動障害」について解説し、エヴァンス教授が「情動情緒障害のリハビリテーション」「洞察とアウェアネスの障害のリハビリテーション」「外傷性脳損傷者に対する職業リハビリテーションと職業復帰」をテーマに講演。 両日とも会場を交えた質疑応答も行われた。 エヴァンス教授は、自身が指導する神経心理学的リハビリテーションについて、患者の感情や身体の問題、認知障害などの因子の相互作用を記述、表現する「フォーミュレーション」を患者と共有し、患者中心のゴール設定を行う手法を紹介。ゴール設定については、患者の動機付けなどを探りながら、患者にとって意味あるものにする重要性を指摘した。また、設定に当たって患者とディスカッションをするためには、患者自身が自分の行動や考え方をどう変えたいのかのアイデアを出せるような働き掛けが必要との考えを示した。 セミナーを終えるに当たり、種村教授は「今回のセミナーが契機になって、わが国の高次脳機能障害者に対するリハビリテーションが変わっていくと思う。(エヴァンス教授が紹介した)アイデアをぜひ取り入れていただきたい」と述べた。 またエヴァンス教授は、「実際に患者と一緒に取り組みをしていく中で、まずinterdisciplinary team(集学的チーム)での取り組みを取り入れていただきたい」と述べ、多職種が連携して取り組む必要性を強調した。 同セミナーは、24、25の両日に大阪でも開かれる予定で、約300人の来場が見込まれている。 【関連記事】 ・ 看護師以外の医療スタッフの役割も拡大へ ・ 介護福祉士に医療の専門知識を―日慢協が新規講座 ・ 【中医協】脳血管疾患リハ料、廃用症候群の加算を新設へ ・ 注目される認知症短期集中リハ、意欲などの改善も ・ 高次脳機能障害に向き合う医師 ・ 「子ども殺した」と母出頭=車内で死亡した男児発見−福島(時事通信) ・ 受動喫煙防止条例に立腹、脅迫メールの男に罰金(読売新聞) ・ 牛丼レッドオーシャンは「定食」へ飛び火する? /金森 努 ・ 自動車整備工場でガス爆発=従業員3人搬送−新潟(時事通信) ・ 障害者自立支援法 「机上の空論作らぬ」定期協議で厚労相(毎日新聞)
by 6gzwoy8xh1
| 2010-04-24 01:18
|
ファン申請 |
||